【夏の星座】こと座の神話や七夕伝説との関係は?夜空での見つけ方も解説電話占いスピカ ゲートウェイ(spica gate way)


夏はアウトドアやお祭りなどで夜空を眺める機会が多い季節。季節の星座やそれにまつわるギリシャ神話のエピソードを知れば、星空がもっと神秘的でロマンチックなものに感じられるのではないでしょうか。

今回は夏の星座の代表的存在であり、七夕ともゆかりの深い「こと座」について解説していきます。是非、今年の夏は夜空で美しく煌めくこと座を探してみましょう。

こと座ってどんな星?

こと座は、その名の通り、楽器の竪琴(たてごと)の形を表した小さな星座です。

こと座の目印と言えば、なんといっても青白く光り輝く1等星「ベガ」でしょう。このベガの下に、暗く小さな4つの星が平行四辺形に並び、竪琴を形作っています。

夜でも灯りの多い都会では、ベガ以外の星は観察することがなかなか難しいかもしれません。

こと座と七夕の関係

こと座のベガは七夕の織姫(おりひめ)星として知られています。こと座のモチーフである竪琴が機織りに似ていることから、裁縫の仕事をつかさどる星と考えられていたようです。

一方、彦星であるわし座の「アルタイル」は牽牛(けんぎゅう)星とも呼ばれ、農業をつかさどる星として考えられていました。

この2つの星が七夕(旧暦7月7日)に最も光り輝くことから、一年に一度のめぐり逢いという織姫と彦星の七夕ストーリーが始まったそうです。

夜空を眺めると、天の川を挟んで対岸に位置するベガとアルタイル、そして2つの星の間にはくちょう座の「べネブ」が確認できるでしょう。昔の人がどんな思いで夜空を眺めていたのか、垣間見ることができるような気がしますね。

こと座の神話について

ここからはこと座にまつわるギリシャ神話について紹介していきます。

オルフェイス(オルペイス)が持っていた竪琴

こと座は竪琴の名手オルフェイス(オルペイス)が持っていた竪琴だと言われています。オルフェイスがこの琴を奏でると森が静まり、動物たちも聞き入るほどでした。

オルフェイスはある日美しいニンフ・エウリュディケと出会い、結婚。幸せな日々を送ります。

妻エウリュディケが亡くなって…

そんな幸せも長くは続きませんでした。ある日、エウリュディケは毒蛇に噛まれ亡くなってしまいます。

オルフェイスは深い悲しみに嘆くことになりました。妻の死を受け入れられない彼は「どうにか妻を生き返らせることはできないだろうか」と冥界へとさまよっていくのです。

冥界へ行き妻を連れ戻そうとした

冥界に着いたオルフェイスは冥王プルトーン(ハデス)に出会い、妻を地上に戻して欲しいと懇願しましたが、この願いは届きません。

そこでオルフェイスは亡き妻を思いながら琴をつま弾きます。冥界にいる全ての者がこの音色に胸を打たれました。プルトーンの王妃であるペルセフィネの説得もあり、プルトーンはエウリュディケを地上に戻す事を許したのです。

もうすぐ地上に戻れると思ったが…

プルトーンは一つだけ、オルフェイスと約束をしました。それは「地上に戻るまで妻エウリュディケの顔を見ないこと」。

しかし、オルフェイスは妻を連れ戻すことができた嬉しさと喜びのあまり、地上まであともう少し…というところでエウリュディケの方向へ振り向いてしまったのです。

たちまち妻の姿は消え去りました。オルフェイスは慌ててまた冥界へ戻り、プルトーンにお願いをしましたが、その願いは叶いませんでした。

地上へ戻ったオルフェイスは二度と琴を奏でることはなかった

1人地上へ戻ったオルフェイスは、悲しみのあまりそれから二度と琴を奏でることはなかったそうです。

こと座には、オルフェイスが愛する妻を亡くした、なんとも苦く切ない神話があったんですね。

こと座の見つけ方

夏の星座探しで是非覚えておきたいのが「夏の大三角形」。夏の大三角形はこと座の「ベガ」わし座の「アルタイル」はくちょう座の「デネブ」を結んでできる大きな三角形です。

3つの星の中で、ひときわ明るく青白く輝く星がベガです。空の高い場所に位置しているので、頭上をぐるっと見回してみると見つけやすいでしょう。

夏の大三角形は、夏の間は一晩中観察できるので、これを基準にして他の星座も探してみてください。

夏の夜空を見上げて星座に思いを馳せてみませんか?

この記事では主に「こと座の神話」をメインに解説してきました。美しく光り輝く星とは裏腹に、何とも儚く虚しい愛の物語が詰まっていました。

普段の生活では意識して星空を眺めることは少ないですが、こうした星座にまつわる神話を知ると、夜空をゆっくり眺める時間が欲しくなりますね。是非夏の夜空を見上げて、夏の大三角形やこと座を探してみてください。